日本陸軍1式戦闘機隼が歯が立たない戦闘機が出現した
中島航空機製日本陸軍キー84 4式戦闘機 疾風(ハヤテ)の登場!
傑作エンジン栄の後継、誉11型(陸軍呼称ハー45)複列18気筒1860馬力を搭載した重戦闘機だ
ガドール評議会所属のキー44 2式戦闘機 鍾馗の後継機になる
鐘馗のエンジン ハー109は1450馬力で最大速度600km/hに達した
この鐘馗に航続距離の延長、武装強化、防弾強化といった改善策を盛り込み計画されたのが疾風だ
この為、鐘馗の全装備重量2764kgに対して3890kgと大幅に重量が増している
それでも1860馬力もの出力と定速4翅のプロペラで最大速度は624km/hに達した
これでは隼は追いつけない
「防弾がしっかりしてる」そんなセリフがある
操縦席の防弾は鐘馗の頃から本格的に始まり疾風では一段と向上しており座席の後方に防弾鋼板が頭部まで覆うように装備されていてパイロットを守っていた
鐘馗の防弾鋼板は13m厚で疾風も同等であったろうし風防ガラスの前面は70m厚にもなっている
隼の武装では疾風の撃墜は困難だろう
逆に疾風の武装は胴体にホー103 12.7mm機関砲2挺と主翼にホー5 20mm機関砲2挺の重武装で防弾を考えられていない隼では太刀打ちできそうに無い
零式艦上戦闘機でも防弾は52型からで初期には防弾を考えていなかった
同時期の海外の戦闘機も同じようなものだったようで防弾鋼板装備がされていても重量増加による運動性低下を嫌って取り外すものもいたらしい
一対一の空戦から編隊による闘いに戦局が変わると重戦闘機の出番になり高出力エンジンと重武装になり防弾で撃墜され無いことも重要になった
軽戦闘機はジリ貧になっていく
改良でエンジンを高出力していき武装強化と防弾を向上さても機体に余裕がない
実際には隼のハー115エンジンを改良したメタノール噴射式のハー115改は1300馬力が限界だった
この隼3型は最大速度560kmにようやく達した
これに武装を12.7mm機関砲から20mm機関砲へ換装して重量増加による運動性低下が見られ機体改良は限界に達していく
これらに変わっての新型機疾風だが海外勢に対する日本の技術力はかなり遅れており稼働率はかなり低いものだったそうだがアメリカでアメリカの部品やオイル、燃料等を使用してのテストは良好で日本最高の戦闘機との評価だった
ストーリー上で隼が勝てないのは当然のことなのだ
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