自分でやる【初めてのクルマの飛び石傷修理】方法と必要工具を解説

現実のメカ

せっかく買った新車も9か月も乗ってればフロントバンパーに飛び石傷を3か所程もらっていた

結構飛ばして走ることもあるが車間距離は広めにとるほうだから前からもらうより横を走る車か対向車からもらったものだろう

このままにしていてもウレタンバンパーなんだから錆びるわけでもないしと思っていたが樹脂に塗装してあると傷の部分になにかの拍子に物が引っかかったり高圧洗浄で水がかかるとそこから塗装がペロッと剥がれたりしてなにかと具合が悪い

さっそくタッチアップ塗装をやってみることにしたが詳しい情報はウェブ上にあまりない

修理するにあたってなにを準備してどう施工すべきか経験値の全くない俺がすべてを解説する

1 タッチアップ修理は道具が命

塗装作業は時間との戦いだ

そのためには適切な道具と材料を用意する必要がある

まずは塗料

仕上がりにこだわるなら絶対に純正品だ

選んだのはスズキ純正タッチアップペイントZWGスピーディブルーメタリック

次にコンパウンド

選んだのはタミヤのコンパウンド細目と仕上げ目の2種類で最初の汚れ落としと最後の仕上げに使用する

次に耐水ペーパーとホルダーだ

耐水ペーパーを直に持って研磨するとムラが生じて削りすぎたりするのでホルダーに耐水ペーパーを張り付けて作業をおこなう

補修はホルツの宣伝どうり便利なものがある

それが4面サンドブロックだ

320番、600番、1200番、3500番と4面に耐水ペーパーが張り付けてあるすぐれものだ

 

ふさいだ傷から盛り上がった塗料を番手を変えて削り落とすのに最適な番手の耐水ペーパーを準備する

あとは

柔らかい布(コンパウンドに使用)

バケツ(耐水ペーパーの水研ぎ)

細筆または爪楊枝(傷に塗料を乗せる)

マスキングテープ

脱脂液(シンナー)

傷見(これさえあれば手先が器用でなくても仕上がりは視力の向上にてカバーできる)

2 まずは傷消し

傷に見えても汚れなのか本物の傷なのかその正体を見極めなければ先には進めない

まずはコンパウンド等の強力な研磨剤でしっかり汚れを落としてしまおう

使用するコンパウンドは塗装にダメージを与えない細目や極細、メタリック車には専用コンパウンドを使用すること

布にコンパウンドを少量つけて傷の上をしっかりこすること

3 傷見を使って傷を見てみよう

小さな傷は肉眼では見えずらいそんな時に使用するのが傷見だ

明るい照明の下で傷見を覗きながら傷を見てみるとクッキリと傷の状態が見える

傷見はホームセンターで売ってある数百円のもので十分だ

これがあるのとないのでは仕上がりは全く違うものになると思っていい

経験値を最初から埋めてしまえる魔法のアイテムだ

傷見で覗いて鉄板が見えたら錆止め塗装が必要、見えないならそのまま塗料でフタしてしまえる

この判断が傷見で覗くと出来るはずだ

4 傷の周りを養生する

最小限の修復箇所で済ませたいので傷の横にまっすぐ平行にマスキングテープを貼り付ける

ほかの場所にペイントが付いたり研磨傷を付けたりしないようしっかりカバーしておくことが肝心

5 脱脂

傷にコンパウンドや他の脂分があったら塗装はがれを起こしてしまう

しっかり脱脂しておくことが重要だ

6 塗装

タッチアップペイントに付属している筆は使用しないこと

あんなものでは何の役にも立たない

ペイントの瓶はしっかりと振り中の塗料を攪拌する

明るい場所にて傷見を使用し傷を見ながら作業する

不器用でもしっかりと大きく見えていれば作業はしやすいものだ

小さな傷なら爪楊枝の先端に塗料をつけて傷の中に置いていく

何度かに分けて穴から塗料が盛り上がるまで乾燥させながら塗料を置いていく

乾燥すると塗料がやせるため時間をかけて塗装する

7 研磨

しっかりと乾燥したらホルダーに付けた耐水ペーパーで水を含ませながらマスキングテープの上から研磨していく

マスキングテープ上だから強くこすっても大丈夫、マスキングテープと同じ厚みになるまで耐水ペーパーの番手を320,600,1200と上げていく

マスキングテープと同じ厚みになったらマスキングテープをはがしてみる

あとは3000番手以上で段差をなくす程度で水研ぎする

この時は力を入れすぎないよう注意が必要でなでるように研磨する

決してやりすぎないこと

8 仕上げ

仕上げ目のコンパウンドを布に少量つけて塗装した部分を磨いておく

これで完了

 

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