カワサキのパーツリストをオンラインで見ていたらKSR2のリアショックが残り2本と表示されていた
もう22年間も使用しているし伸び側の減衰が弱くなっているのは確かだ
そろそろ交換してもいいだろうと新品を購入する事にした
社外品だとYSSから出ているがけっこう高価でバネがかたいと評価もよろしくない
純正品で不満も無いので購入した
値段は14500円
プリロードが5段変えられるサスとしては妥当な値段だろう
届いた新品のサスを見てみるとブルーのバネの色が濃い
長い年月で少し色あせたんだろう
KSR2を平らな床に置いてハンドルの左右にロープをかけて天井から吊るした
これで何があっても転倒する事は無い
フロントブレーキも動かないようにレバーにロープを巻きつけておいた
サスペンションの取り付け部とリンクのボルトをメガネレンチやボックスレンチですべて緩めておく
車体から外してからでは固定されていないのでリンクは解体しにくいのだ
クルマに積んであるパンタグラフジャッキを用意した
持ち上げる部分にゴムマットを挟んでおいてキズが付くのを防ぐ
サイドスタンドの反対側にジャッキをかませて車体を持ち上げる
リンクと車体を固定しているボルトを外してからサスと車体を固定しているボルトを外してスイングアームの下から引き抜くとスポッと抜けてくる
このまま新品のサスを付けても良いが、せっかくだからリンク部も解体して整備する
樹脂製ブッシュやOリングは問題ないが金属カラーは錆だらけだった
この部品は欠品でもう出ない
しっかり錆とりして有機モリブデングリスで組み立てた
リンク部は水がかかる所だし衝撃荷重もかかるのでこのグリスが最適だろう
新品のサスに養生しておく
こうしておけばバネ部を傷付けずに済む
サスにリンクを取り付けて車体に差込みサスの上部をボルトで固定する
あとはリンクをフレームとスイングアームにボルトで固定するだけだ
閉め忘れないようにしっかり確認する
走り出す前にまたがってみてサスとリンクの動作に異常がないか確認したら走行チェック
リアのバタバタする感じはなくなりしっかり減衰は効いているようだ
古い車両だがメンテナンスをしっかりすれば新車と変わらない性能は維持できる
欠品する前にサスを手に入れたのは正解だった
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