荒野のコトブキ飛行隊第11話 やっぱり震電が最強戦闘機!

アニメのメカ

やっぱり震電を選ぶよね敵側の秘密兵器としては!

これが日本の飛行機とはとても思えない

九州航空機18試局地戦闘機 震電 J7W1

真っ赤に塗られた機体はまるでエアレースの飛行機の様な登場だった

凄まじい運動性能を見せていたが実際は未完成だったためにこんなものだったかはわからない

前翼型にエンジンが後ろにある変わった機体で同種ではアメリカカーチスXP55 アセンダーがあったがそれよりも高性能で開発目的は重爆撃機の撃墜だ

砲弾のようなどう見ても異様な型でさらに翼に後退翼が付いていたが失速特性を良くするために角度がついていたようだ

最高速度は740km/hにもなるので隼では的になるだけだ

この速度を達成する為に選ばれたエンジンは三菱製ハ43-42型空冷星型複列18気筒2130馬力でキャブレターではなくインジェクション式が採用されていた

エンジン冷却は操縦席横に大きな空気取り入れ口が有り、そこから空気を取り入れてエンジンの後部に冷却ファンが設置され入って来た空気を強制的に排出する方法がとられていてまるでジェット機の様な造形だ

この空気取り入れ口の外側に過給機冷却用の空気取り入れ口が膨らんでいる

自重は3465kg装備重量は4928kg

高高度で侵入して来る爆撃機に短時間で到達する上昇性能、高速で移動する目標に追い付く高速性能、接近して重武装の銃撃を加える攻撃性能共に日本軍機における対爆撃機としては最高の機体だった

このため戦闘機に対する格闘戦はあまり考えられていない

格闘戦と高速化は相反する

エンジンが後ろにあり後方視界はまったく見えないが対爆撃機なら気にせずに済む

武装は17試30mm固定機銃1型を4挺(弾数合計240発)で20mmの3倍もの威力の弾丸を使用する

1発くらえば隼の翼など大穴が開くだろう

空薬莢は機体後ろにプロペラがあるため排出はしないで機体内の箱に回収する

降着装置は前輪式の現代のジェット戦闘機と同様なもので着陸は尾輪式より簡単だそうだが着陸距離が長く使える飛行場が限られる

低速では出力の大きなエンジンの為トルクの反作用で機体は右に傾きやすい

改善するには2重反転プロペラが必要だが日本の技術は未熟で追いついていないため住友金属のVDM式恒速プロペラを使用した

試験飛行でも10度程傾いていたそうで機体の改善で対処していた

脱出時には後部プロペラと冷却ファンを固定している部分を炸薬で破壊し10m程吹き飛ばしてプロペラに巻き込まれるのを防止した

防弾装備も高く燃料タンクに22mmもの積層ゴムが貼られていて炭酸ガスによる自動消火装置(恵20型自動消火装置)も装備されていた

弾倉前面に16mm鋼板、70mm防弾ガラスとかなり向上していた

こんな戦闘機が相手ではコトブキ飛行隊じゃ太刀打ち出来ない

実際の機体は結局開発途中で終戦を迎えたため完成せずアメリカに送られたがすでに世の中はジェット戦闘機の開発が中心でプロペラ機である震電は組み立てられずほっとかれたようだ

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

Verified by ExactMetrics
タイトルとURLをコピーしました