カワサキKSR2のフロントブレーキのパッドが残り1mmになってしまったのでパッド交換をやってみた
KSR2のキャリパーは前後とも同じサイズのキャリパーで片側にピストンが1個ある片押しピストンキャリパーだ
ホイールサイズも前後同サイズで違いはブレーキディスクの直径の違いだけだがブレーキディスクが大きい前輪はキャリパーとホイールの隙間が少なくブレーキキャリパーの取り外しにかなり手こずるのだ
まずブレーキキャリパーを固定しているボルト2本を12mmBOXレンチで取り外す
ブレーキキャリパーをこじるようにしてブレーキパッドの間隔を開けていき全開に出来たら斜め手前にブレーキキャリパーを傾けて引き抜く
この時ブレーキキャリパーでホイールに傷を付けないようにブレーキキャリパーとホイールの間に軍手等を挟んでおく
これをやらないプロの整備士も多い
ホイールに傷が入っているのは多くがこの作業が原因だ
有名ショップ2店で自分も傷を入れられてしまったことがある
ブレーキキャリパーからパッドを取り外してみるとピストンで押す側のパッドは充分に残量があるが受ける側は1mm程しか残量が無い
どうしても片押しピストンキャリパーは片側だけがパッドが減ってしまうのだ
これが対向ピストンキャリパーだとパッドの減りにあまり大きな違いはない
片押しのブレーキキャリパーの全体を清掃して太いスライドピンをグリスUPしてバネを据え付ける
受け側のパッドを取り付けてピストン側のパッドを固定するプレートをパッドが動かない程度に戻してパッドをその穴に入れるとブレーキキャリパーをそのままブレーキディスクを挟んで取り付けレバーを握ってパッドを落とさないようにしてボルトで固定する
この時ピストン側のパッドがずれてなかなか上手くいかないのだ
細いマイナスドライバーでパッド位置を調整したりしてなんとか取り付ける
ブレーキが確実に作動するか確認して作業終了
パッドはロッキードのブレーキパッドを使用した
取り付けて直ぐはまったくブレーキは効かない
あたりがつくまでしばらくのんびりと走りながら何度もブレーキをかけてならしをしていく
しばらくするとしっかり効くようになる
コントロール性はとても良く効きも充分だ
KSR2のフロントキャリパーの整備性だけがいただけないがブレーキングですら面白いバイクだ
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